幼き日に ご一緒した時の事などを思い出しながら聴いております。 感無量です。
深町純さんとは、桐朋学園子どものための音楽教室 に通っていました。 同じ私鉄の沿線に住んでいたので、帰りはいつも一緒でした。 彼は先頭車両の運転手さんの隣に入り込んで、その得意満面な様子が今でも目に浮かびます。
長じてはあまり接点がありませんでしたが、時折思いがけぬ場所で「あらー、純さん」と出会う事がありました。 今、音源 "ラスト プレイ” を聴いています。 彼のジャズからクラシックまでというか、クラシックからジャズまでの多彩な演奏と表現に、 あらためて新鮮な感動を覚えています。
前橋 汀子
ヴァイオリニスト、大阪音楽大学教授。 白系ロシア人音楽教師の小野アンナと、桐朋学園子供のための音楽教室の斎藤秀雄に師事。少女時代に来日したヨゼフ・シゲティとダヴィッド・オイストラフの演奏会を訪れ、ヴァイオリニストの道を志す。中学生からロシア語を独学し、17歳でレニングラード音楽院に留学。1963年に一時帰国した後、新ウィーン楽派や同時代の音楽への興味から、ジュリアード弦楽四重奏団のロバート・マンに入門すべく渡米し、ニューヨーク州のジュリアード音楽院に留学、名伯楽で知られるドロシー・ディレイ教授にも師事。さらにニューヨークから渡欧して、スイスはモントルーにてヨゼフ・シゲティとナタン・ミルシテインの薫陶を受ける。シゲティ他界後もモントルーに暮らし、最晩年のチャップリンやココシュカとも親交を結んだ。 国際的に活躍。ストコフスキーの指揮によりカーネギー・ホールでアメリカ・デビューを果たしたほか、ズービン・メータ、クルト・マズア、小澤征爾、クリストフ・エッシェンバッハら著名指揮者のもと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やロサンジェルス・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団などの一流オーケストラとも共演している。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団やチューリヒ・トーンハレ管弦楽団とは録音も行なってきた。 2011年6月、紫綬褒章を受章。
wikipedia「前橋 汀子」より転載